PENTAX K-7
TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1
この花はご存知「ネジバナ」。
マンションの敷地に生えていたものです。
ねじれていることからこの名がついています。
よく見るとねじれの向きが両方あります。
どちらが多いということもありません。
生き物の多様性とはこんなところにもあるんだなあと感心していると、なんと、花がねじれていないものもありました。
ますます面白い花だと思ってググってみたら、面白いことが分かりました。
1 ネジバナは虫が入りやすいように、横向きに花を咲かせる。
その時、一方向だけに並べて花を咲かせると(つまり、ねじれていないと)傾いてしまうため、ら旋状になった。
(じゃあ、ねじれていない個体は不利なのでは?それなのに残っているのはなぜ?という疑問が残りましたが)
2 ネジバナは、大変小さい種を大量につける。
その数、数十万。
小さすぎるため発芽のための養分を持ち合わせていない。
ネジバナはその養分を、なんと「ラン菌」(カビの一種)から得る。
「ラン菌」を自らの体に寄生させ、種に入り込んだ「ラン菌」の菌糸を消化する。
こうしてネジバナの種は発芽の養分を得る。
しかし、「ラン菌」はこれで死んだわけではない。
「ラン菌」自体もネジバナの根に入り込み、繁殖する。
土の中に伸びた「ラン菌」の菌糸は、土中の養分や水分をネジバナへ送り込む。
こうして、ネジバナと「ラン菌」は共生している!
こんな小さな植物ですが、生きるための巧みな戦略があるのですね。
「ラン菌」と共生しながらしぶとく生きるネジバナ。
恐るべし〜。
(今回は、やたらと説明的なエントリーになってしまいました。長文で失礼しました〜)
可愛いですね~^^
返信削除大好きな花ですが、愛媛ではまだ一度も見かけてません。
どこかには咲いてるんでしょうが・・・見つけて撮りたいです!
しかし、ねじりにも色々理由があるんですね。
ますます可愛い子♪
ネジバナの種の保存は結構大変なんですね。
面白いお話をありがとうございます!
タムさんマクロいいですね~♪
ゆみすけさん、おはようございます!
返信削除コメントありがとうございました。
私も意外なところで見かけて、正直驚いたのです。マンションには小さな庭があって、そこの小さな芝生のスペースにぽつぽつと咲いていたんです。
調べてみたら、芝生の場所を好むとあったので、まさにそのとおりの状況。
そちらでも、芝生の場所で、手入れされていないところにひっそりと咲いているかも知れませんね〜。
タムさんマクロいいですよ〜。どうです?